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カシオワールドオープン 2003
スウェーデン出身の女子選手、ソフィ・グスタフソン選手が27日、いよいよティオフ!!ジャパンゴルフツアーに新たな歴史が刻まれる
日本ツアー史上初登場の女子選手、ソフィ・グスタフソン
総飛距離7.151ヤードに、例年より深いラフ。難解な芝目のグリーンは、海からの風にさらされて日に 日に硬くなっていくだろう。「女子選手には、過酷な条件になるには違いない」(予選2日間、同組で 回る倉本昌弘)。しかし、青い瞳はひるむことなくしっかりと正面を見据えた。
「私は、自分自身の技術の向上のためにここに来ました。こんな長い距離で試合をしたことがないし、もちろん、簡単なことではありませんが、しっかりとドライバーショットをフェアウェーに置いて、良いプレーさえできれば、予選通過も不可能ではないと思っています。全力を尽くしたい」。
今季の欧州女子『エビアンツアー』で自身2度目の賞金女王に輝いた。米女子LPGAツアーのドライビン グディスタンスでは、今季平均269ヤードを記録して、アニカ・ソレンスタムに次ぐランク2位につける 。本人も、「今週のカギはまずは飛距離」と話し、男子並みの飛距離が、大きな武器になることを自覚 している。
もうひとり、出場予定だったイギリスのローラ・デービースが父親の危篤で残念ながらきゅうきょ欠場 となり、人々の注目はグスタフソンひとりに集まることとなったが、「それに関して、余分なプレッシ ャーはないです」ときっぱり。
「日本で、こうして“チャレンジ”できることがとっても幸せ!」とグスタフソン。
ジャパンゴルフツアー初の女子選手の、記念すべき第1打は27日(木)8時45分。今年、日本ツアー記録の59をマークした“ミスターフィフティナイン”こと倉本昌弘と、横田真一とともに、いぶすきゴルフクラブの10番ティに降り立つ。
写真=タッグを組んで2年目のキャディ、Mark・Fulcherさんと、プロアマ戦でコースを下見「景色がとってもきれいで感動しました!」