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スナッグゴルフ支援自販機による寄贈小学校が20校を超える(9月24日)
節目となる20校目として寄贈を受けたのは、広島市立彩が丘(あやがおか)小学校。
この仕組みがスタートした当初に、広島市教育委員会からの情報を受けて、即、申し込んだが、なかなか対象とはならず待ち焦がれていたが、いよいよ順番が回ってきた。
それもそのはず、広島市には小学校が142校あり、その半数近くが導入を希望しているという競争率の高さだ。
竹川智子校長は、「一番初期から希望を出していたが、ようやく導入することができた。本校では一昨年からタグラグビーも導入していて、大会にも出場している。ゴルフは技量の違う人が異なるティからプレーできて一緒に楽しめる。」と、ゴルフへの理解も深く、更に倉本の来校にも嬉しさを隠しきれない様子だった。
続いて行われた21校目の広島市立石内小学校は、明治時代からの歴史のある小学校で、映画監督の故・新藤兼人さんの母校でもあり、ソフトボールやフットベースなどスポーツが盛んだ。
田中弘校長は、「スナッグゴルフは子どもでもお年寄りでも楽しめるので、クラブ活動の他、地域や保護者のレクリエーションとしても取り入れていきたい。そして子どもたちには、ゴルフを通じてマナーとルールを身に着けてもらいたい。」とその効果に期待する。
午前と午後に両校で行われた実技講習会では、倉本によるお手本ショットに始まり、締めくくりには代表児童との実践ゲーム対戦も行われ、あちらこちらで歓声や拍手、声援や笑い声などが聞こえ、とても賑やかな講習会となった。
倉本と対戦した5年生の橋本圭吾くんは、「簡単そうだと思ってたけど、とても難しかった。プロは上手で凄かった。」と話し、安井ゆりかさんは、「あまり飛ばずに残念だった。プロとは全然違うことがわかった。」と感想を話した。
また5年生担任の中田絵美先生は、「子どもたちがとても楽しそうで良かった。実際にやってみると難しくて戸惑ったが、やればやるだけ上手くなっていく気がした。こうして倉本プロに関わってもらうことによって、普段の体育の授業では感じられない感動があり、本物に触れる機会となった。私たちでは技の限界があるので、プロの技を見ることにより、あんなふうになりたいなど、憧れが原動力になってくれると良い。」と子どもたちへの良い影響を感じている。
実技講習会の最後には倉本から、「ゴルフは他のスポーツと違い審判員が自分自身です。自分が自分にアウトと言ったり、自分が自分にセーフと言えるように、みんながみんなを思いやって自分に正直にすることにより、良い生活ができます。そして2016年にはゴルフがオリンピックの正式種目となり、2020年には東京で開かれるかもしれません。今ここにいるみんなが、ゴルフだけでなく色んなスポーツの代表となれるから頑張ってね。」とエールを送った。
21校目の寄贈と実技講習会を終えた広島県ジュニアゴルフ振興会の枝広美子プロは、「思っていたよりも順調に進んでいる。周りの方々からの反響も聞こえるようになってきた。導入した小学校も喜んでくれている。この活動を更に広げていきたい。」と引き続きの意気込みを語った。
この講習会の翌日には、市内のゴルフ場で、スナッグゴルフ支援自販機の設置事業者を招いての、懇親ゴルフ会が開催される予定で、倉本が賛同してくれている方々とプレーを共にする企画もあり、感謝の気持ちをゴルフを通じて伝えるそうだ。
自販機の設置は現時点で54台。
倉本は、「目標は支援自販機の設置100台、寄贈校50校。」と高い目標を掲げている。
寄贈小学校の全てに自身が足を運んで子どもたちとも触れ合っており、ヨーロピアンシニアツアーでの優勝も原動力に、継続した社会貢献活動に、更に情熱を注いでいく構えだ。
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