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コカ・コーラ東海クラシック 2012

金亨成(キムヒョンソン)は初日69に「プロみたいですね」

8月の「VanaH杯KBCオーガスタ」でツアー初優勝をあげて以降は3試合連続のトップ10入りも、「先週はちょっとお休み」。なんて言うから、あれ、欠場していたっけと思ったら、そうではなくて、「先週は最後36位で。プレッシャーもなかったので」と、つまり、予選通過はしたけど、優勝争いではなく、気楽な位置で回ったので精神的にはちょっと「お休みが出来た」という意味だった。

7連戦目の今週は、少し疲れも取れて、元気も取り戻したと思ったら、またまた初日からこの好発進だ。
コースに来るなり、さっそく仲良しで所属プロの上井邦浩と今年のセッティングについて話し合った。

「ラフ、ハンパないよね。マン深い(凄く深い)よね」とさざめきあった難条件も、大先輩から攻略の極意も授かった。
やはり韓国のI・J・ジャンは、2006年の今大会で最終日にコロンビアのカミロ・ビジェガスと回ったそうである。当時も今年と負けず劣らずの深いラフに、来日2年目の翌年は2007年のチャンピオンにも輝いた彼は、ティショットでスプーンやクリーク、3番アイアンを多用していた。
「カミロは80ヤードのラフより、200ヤードのフェアウェイで良いという攻め方をしていた」と、ジャンが教えてくれた。

金もさっそく参考にした。
もともと、ステディなゴルフが売りの選手は「今日はほとんどフェアウェイから打てた」と、難コースで5つのバーディに、「まるでプロみたいに上手いでしょう?!」と、おどけて笑った。

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