12月とは思えないような温かで爽やかな快晴のこの日、金亨成(キムヒョンソン)が今シーズン1年間の応援に対するお礼として、ファン感謝デーを開催し、集まった熱烈なファンの皆さんとゴルフプレーと懇親パーティで楽しいひと時を過ごした。
今季は金亨成にとって苦しいシーズンとなった。ドライバーの不調から思うようなプレーが出来ず、来季フルシーズンの出場機会を維持することが出来なかったのだ。
先週まで行われていた、来季の出場権を得るためのファイナルQTでも、本来の力を発揮できずに4日目で敗退。そんな厳しい現実にぶち当たりながらも、この日はファンの方々と交流し、一人ひとりにワンポイントアドバイスや写真撮影など、爽やかな笑顔で接した。
プレー後の懇親パーティで金亨成は、「2008年から日本ツアーに挑戦して、これまで波のないプレーができていたが、今年は良い結果を出すことが出来なかった。」と、ここまでは流暢な日本語で話したが、「自分の気持ちをきちんと伝えたいので韓国語で話していいですか。」とことわりを入れると、そこから通訳を介して想いを続けた。
「11年前に違う土地から日本に来たときには誰も応援してくれる人がいなかったけど、今はこうして沢山の方々に応援してもらえるようになりました。遠くから来てくれる皆さんの応援があったから今日までがんばることができました。僕が復活する姿を皆さんにお見せできるように努力するので、皆さん信じて応援をしてください。」と心の言葉を伝えた。
韓国ツアーで3勝を挙げた勢いで2008年から日本ツアーへの参戦を始め、2013年には賞金ランキング2位の成績という成績と甘いマスでファンを魅了してきた金亨成。
力強くファンに誓った「復活」で再び日本のファンを魅了することだろう。
尚、この日に寄せられたチャリティ寄金は、8月に行った「金亨成ファンミーティング」でのチャリティ寄金と同じく、日本ゴルフツアー機構が主催する「スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会」での子どもたちの交通経費などに活用されます。