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ISPS・CHARITYチャレンジトーナメント 2012
浅地洋佑がチャレンジトーナメント最年少優勝記録を更新
ツアールーキーの浅地洋佑が、大会初日にマークした自身のベストスコアタイ、そしてこの日のベストスコアでもある65で回り、トータル17アンダーでフィニッシュ。
2位の井上信に8打差の大差をつけ、チャレンジトーナメント初優勝をルーキーイヤーで成し遂げた。
19歳0ヶ月14日の浅地の優勝は、ドンファンが持つ19歳2カ月15日(2006年PGA・JGTOチャレンジ)の記録を更新するチャレンジトーナメント最年少優勝記録。
チャレンジトーナメント最年少優勝記録を更新した浅地は、
「記録と言うことも知っていましたし、素直に嬉しいです。チャレンジトーナメントの歴史に自分の名前が刻まれるのですごく嬉しいです。」
と喜びを語る。
「完璧だった。」と言う通り、3日間通してもショットが全般的に良かったと浅地は話す。
「ティショットからセカンドショット、アプローチも全て上手くいってくれました。パターも先週から調整してきて、成果が早速出てくれて嬉しいです。先週まではグリーンに乗っていいところについても入らない、その繰り返しでストレスのたまるゴルフが続いたけど、今週はそれが解消されたというか乗れば
入るというイメージが出たので、やって来たことが間違っていなかったんだなと思えました。」
完璧なゴルフで結果は2位に8打の大差をつけた圧勝だったが、数字以上に浅地は苦しんだ。
「プレッシャーは特になかったんですけど、井上さんが前半にバーディを
先行してきたので、追いつかれるかなと思いました。」
井上信の追い上げに不安にかられた浅地だったが、見事気持ちを切り替え、ピンチを脱した。
「スタートする前は、今日は1アンダーくらいでいいと思っていました。ただ、井上さんの追い上げから気持ちを切り替えて、初日と2日目同様に
攻めのゴルフをしたところ、後半はいいゴルフが出来ました。」
ラウンドの途中で、気持ちを切り替えられるところはすでに、ルーキーの域を逸している。
多くのツアープレーヤーが苦しんだ中の17アンダーと言うスコアをたたき出した浅地に、レギュラーツアーに向けて聞いてみたところ、
「今回、コースも狭くてグリーンも難しかった中でこのスコアを出せたので、
レギュラーでもやれる気はします。でも、やってみないとわからないので、
過信はしないようにしたいです。」と自信を持ちつつも、あくまで謙虚だ。
前週の『日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills』での藤本佳則と同級生の川村昌弘との優勝争いには焦りを感じたという浅地だったが、今回の優勝でその焦りはなくなったと言う。
「藤本さんにはまだまだ足元にも及ばないですけど、川村には俺の方が先に
優勝したぞって言ってやりたいです。」と笑顔で話した。
当面の浅地の目標は、チャレンジトーナメントで3勝して今季のツアートーナメントの出場権を得ることだ。
「今の調子が続けば、3勝も出来るかもしれない。めぐって来たチャンスだし、がんばりたいと思います。」
過去、誰も成し遂げなかったチャレンジトーナメント年間3勝という目標に向け、ルーキー浅地が照準を定めた。
次戦の『秋田テレビ・秋田CC・JGTOチャレンジⅠ』でも優勝し、年間3勝へ王手をかければ、浅地のチャレンジトーナメントとしての最年少賞金王も見えてくる。