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史上最高の豪華な顔ぶれ!!
まずはきゅうきょ、一緒に壇上に立ったのは、宮本も尊敬してやまない兄弟子。藤田寛之は前日の土曜日にここでスポンサーのイベントに出席したあと静岡の自宅に戻るはずだったのが、大雪のために今朝まで足止めを食った。高速道路が開通するまでの時間をもてあました藤田は「トメちゃん(宮本の愛称)が、今日もJGTOに行くというので」。
恒例のチーム芹澤のオフのハワイ合宿では15年来「いつも同部屋」。その関係を怪しまれる(?!)ほど絆も深い2人はボケとツッコミの間合いも絶妙に、軽妙なトークを繰り広げていたところへ、飛び入り参加をしたのは宮本と片山晋呉と合わせて“日大三羽カラス”と呼ばれたうちの一人だ。
午前中に11時から、やはりここJGTOブースでトークショーに参加して、ゴルフやクラブやお洒落のこだわりなどを語り尽くしてくれた横尾要が、再びふらっと加わった。40代のベテラン3人が揃ってマイクを握れば、話も弾む弾む・・・!!
ちょっときわどい話題も、弁が立つ3人にかかればカラっと明るく爽やかに、ギャラリーの輪もどんどんと膨れあがったところでいよいよイベントは最高潮に・・・!!
こちらの特別ゲストには、さすがの3人もおののいた。先ほどまではあんなに滑らかだった宮本の舌が急に静かになったのは、マイクを握りながらもこの人の姿をすでに視界のすみに捉えていたから。
大観衆をかき分けて登場した人を見るなり思わず、お立ち台から飛び退いた3人。「どうぞどうぞ」と、揃って某お笑い芸人のおはこで迎え入れたのは、世界のアオキだった。
あれだけにぎやかだった3人が、シュン・・・となってしまった。さらに、この人の登場でもっと無口になってしまった。元祖ポパイこと、倉本昌弘と青木の2ショットに藤田も宮本も、横尾も割り込めるはずなどなく、完全に場所を譲って隅っこに。さらには「お前らが、ツアーを引っ張っていかなくちゃいけない」と、上から大御所2人に言い含められて、深くうなずく。
宮本は早3年、横尾はもう7年も次の6勝目がない。「もう、無理じゃないかな・・・」と横尾はちょっぴり弱気もツアー通算4勝目を飾った2002年のダンロップフェニックスはあのガルシアを抑えて、当時大会史上5人目の日本人チャンピオンの座についたという自負もある。「藤田さんや、谷口さんも頑張っている」と先輩プロをお手本に、「年寄りもまだまだやれるというところを見せたい。最後の悪あがきをしたい」。
さて、そんなこんなで青木も倉本も、さらには横尾も、にぎやかに語り尽くしてその場を後にして、再び会場は兄弟弟子の独壇場となり、最後は豪華なレッスン会に。かたや一昨年の賞金王と、通算8勝のトッププロ2人から、直々にアドバイスを受けられるなんて、そうめったにあることじゃない。宮本は「僕は実はレッスンがとても下手で」。だからゴルフ雑誌のレッスンも、なかなかオファーが来ないのだそうだが、感覚派の弟弟子の言葉を兄弟子の藤田が、絶妙な“通訳”でカバーして、レッスンを受けた将真くん(=写真下、中1)は未来のプロゴルファーも、「とっても勉強になりました」と大満足の1日。
続くサイン会も希望者が殺到してJGTOブースは倒れんばかりの勢い。2014年のジャパンゴルフツアーは今年も4月17日から始まる「東建ホームメイトカップ」から開幕します。その直前にはアジアシリーズの「インドネシアPGA選手権」もあります。シーズンが始まってもジャパンゴルフツアーへのみなさまの熱いご声援と、心温まる応援を、なにとぞ宜しくお願いします!