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日本予選を突破した2人の韓国勢は(全英オープン初日)
ヒョンソンは、開幕前から「絶好調」で、「自信もある」と、話していたからなおさら初日は、2つの大きなミスが悔しい。
10番はティショットが右のブッシュへ。そこから今度は深いバンカーに入れて、出すしかなかった。ようやくグリーンに乗せても、そこから3パットのトリプルボギーだ。
さらに13番のパー3では、バンカーのアゴ近くにボールが転がり落ちて、脱出に失敗。さらにそこでもまた3パットを打って、1ホールで4オーバーの「7」を打てば、「ほんまになんでやねん」と、なぜか関西弁で自分に突っ込みでも入れなければ、気が収まらない。
「今までこんな深いラフは経験したことがなかったので・・・」と、ヒョンソン。でも、根っから明るいコリアンは、初めてのメジャー舞台には「とても楽しいですよ!」と、懲りずに5オーバーから巻き返しを狙っていく。
一方のキョンテは、2オーバーとそれほど落胆するスタートではないのだが、最後の18番でも3パットを打つなど、最後までグリーン上に悩まされた1日だった。
これは松山や、片山も口を揃えたことだが「グリーンの速さが違い過ぎる」。松山と片山は「各ホールで」といった表現をしたが、キョンテは「前半と後半で、違っていた」と話した。
折り返して10番で、3パットを打ったのもそのためだ。「いきなり速くなった」と、戸惑いは最後まで続いた。「もっと早く、違いに気づいて対処すべきだったね」と、上がってすぐに、専属キャディの児島航さんにもらしたそうだ。
釈然としないまま、上がってきたがヒョンソンもキョンテも、十分に取り返しがきく位置からのスタート。人気の2人の活躍にも注目だ。