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二人の息もピッタリ。隅々までコーチチェック!

天候曇り、気温22度、時折強い風が吹く中、朝10時30分頃から練習ラウンドを開始したチーム・ジャパンの平塚哲二と池田勇太。二人は同じゴルフメーカーのプリヂストンと契約している選手なので、1つのボールを交互にプレーするフォアサムでも、お互い日頃使用しているボールでプレーできるため何の支障もない。
この日1番ホールから練習を開始した二人は気合十分でスタート。納得いかないところは、ティーショットやセカンド、アプローチと何度も念入りにチェックを重ねる。

ラフは浅くコースも広々としているが、溶岩地質によって形成され、フェアウエイとグリーンに強いアンジュレーションが施されているコースは、日本ではお目にかかれない特徴あるコースだ。「フェアウエイは見た感じ広いように見えるけど、実際打つポイントが限られていて、しっかりエリアに打って行かないといけない」と池田。そのポイントに打っていければいいが、これまた日本にはない特有の風が吹く「ここの風は日本のと違って重たい」と平塚が渋い顔をする。平塚はアジアンツアー、ヨーロピアンツアーと海外での経験も豊富。色々な風も平塚の頭のデータにはインプットされている。さらに、「グリーン自体も少し重めだが、アンジュレーションがきついのでタッチに気をつけないとダメだし、芝目が独特で難しい」と、今まで経験してきた世界の芝の引き出しを開けながらグリーンの感触を確認する。
ここのところ今一つ本調子でない池田に対して平塚がスイングのアドバイス。「ありがとうございまーす。」と笑顔でお礼。何かきっかけを掴んだかは不明。

18ホールを念入りにコースの隅々まで確認したチーム・ジャパンの二人。「今日の練習ラウンドは、コース自体の特徴をお互い掴む事が目的。明日のプロアマでは、今日の経験を生かしてフォアサムの打順や色々な作戦を考えながらプレーする予定」と本戦に向け二人の準備は着実に進行している。

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