「今日、実は嫁の誕生日なんです。」岩本高志は照れながら答えた。

「今日、予選落ちして家に帰ったらきっと家に入れてくれないと思って必死でしたよ。それがよかったのかも(笑)」。奥様に良い報告をしたいという思いは強いのだけれど、ゴルフはいたって冷静なようで「全ての調子が良いわけではないのだけど、何となくうまく行っている感じですね。これといったピンチもなく安全にいったかな。」と１アンダー６位タイで決勝ラウンドに進んだ。

　パッティングは好調なようで「基本的なことができました。タッチを合わせストレスのないパーパットをうつ。グリーンは速かったけどうまくいきました。」と、2位タイとなった『南秋田カントリークラブチャレンジトーナメント』以降の好調さをアピールした。
　だが、岩本の現在の賞金ランキングは15位で、翌年度のレギュラーツアー前半(第１回リランキングまで)の出場資格を得ることができる10位までの差は約37万円の位置につけている。「優勝が欲しいんです。一回優勝をしないとチャレンジ賞金ランキング上位に行かない。ガンガン攻めないとダメ。ガンガン攻めて、もしダメだったらQTを受けてまた頑張ればいいんです。中途半端が一番ダメ。」と自分を奮い立たせた。

　明日は、最愛の奥様に優勝という最高のプレゼントを贈る!!

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• 岩本 高志