シード1年目の宮里が、着実に、「今週の目標」をクリアしている。
　「1日、３つ（3アンダー）ずつ」
　初日、ひとつ取りこぼした（2アンダー）を、この日に2日目に、きっちりと、取り返した。
　4アンダーでまわって通算6アンダー、5位タイ。
　「今のところ、ギリギリ、なんとかね（苦笑）」

　オフは、故郷・沖縄でみっちりと調整を図ってきた。父・優さんの指導のもと、昨年まで、浅めだったトップオブスウィングを、若干、深めに入れることで、ショットの安定性を、高めた。
　この日、いちばん長いバーディパットは4メートルと、成果を発揮している。
　ただし、今週の難点はパット。
　沖縄で、しばらく目の強いコーライ芝に慣れ親しんでいたせいか、高速ベントのラインが読みきれず、初日は、3パットが2回。
　この日2日目は、3番で2メートルのチャンスを決められなかった。
　ホールアウト後、あたりが薄暗くなるまでパッティンググリーンでボールを転がしたが、策は見つからなかったようで、「もう、パットは明日から『入らないものは入らない』と割り切って、打つようにしますよ」と、宮里。
　今季掲げた目標の、「ツアー1勝」にむけ、「焦らず、着実に1日３つずつ縮めていきます」と話した。

• 宮里 聖志