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谷原秀人がトーナメントリーダーで最終日へ(ニュージーランドオープン3日目)
ペアを組む、同協会の半田晴久・会長はダジャレやオヤジギャクもお得意で、「笑いを提供してくださったので。優勝争いの中でも楽しいものがありました」。
2打差の2位に迫ったマシュー・グリフィン(豪)とのバーディを奪い合う白熱した展開も、「終始笑いのあるプロアマの雰囲気も良かった。最後までリラックスすることが出来た」と、最終日を前に主催者にも改めて感謝しきりの単独首位獲りだった。
ミルブルックリゾートとの2コースを交代で回る予選ラウンドから、決勝ラウンドはザヒルズGCに舞台が集約されて、「本当にここはリンクスみたい」。けっして愛称が良いとは言えない難コースで、谷原も例外なく翻弄されて、「ショットも良かったり、悪かったり。アプローチもそんなに良くない」と苦しみながらも、グリーン上ではもともとパット巧者の技が光った。
「セーフティに打ったり、時には傾斜を使ったり。考えさせられるが、この大会はアマチュアの方と回っているというのがあり、いつもより考える時間がある。それが自分にはプラス」と変則のゲーム方式を、むしろしたたかに利用している。
13番では主催者の前で、「ティショットもセカンドも完璧なショットが打てた」。練習ラウンドのシュミレーション通りに、ここでもグリーンの傾斜をたくみに活用してイーグルを奪ってみせた。
米ツアーの参戦経験もあるが、海外での優勝はまだ。「そういう意味ではチャレンジということもあるし、明日終わってみてトロフィに名前が刻めたらいい」。
最終日こそ恩人の前で、晴れ姿を披露する。
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