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ホストプロ!! 谷原秀人が首位タイに(ニュージーランドオープン2日目)

最初のインスピレーションは正解だった。初出場の谷原は、予選ラウンドでは2コースを使用する「BMW ISPS HANDAニュージーランドオープン」で、ミルブルックリゾートを回った2日目に、66をマーク。初日の3アンダーからさらにスコアを伸ばして首位タイに踊り出た。

悪天候の初日から一転、2日目は青い空の下で谷原は「今日は昨日ほど風もなく、美しい景色を見ながら、楽しくプレーが出来ました」。絶景コースを舞台に、4日間ともプロアマ形式で争う大会は、「普段の試合と違うスタイルだけど、うまく自分をコントロール出来ている」。ホストプロとして、手抜かりなく主催者をもてなしながらも、ゴルフはしっかりと勝負モードだ。

練習ラウンドから、「僕はこちらのコースのほうが好き」と話していた。初日のザヒルズGCから、移ってきたミルブルックは、当初から愛称の良さを実感しており、思惑どおりの快進撃に「今日は1打1打、丁寧にプレーが出来た結果。悪い時にも悪いなりにうまくカバーが出来ている」。昨年から日本ゴルフツアー機構(JGTO)がパートナーシップを結んだ大会で、ジャパンゴルフツアーのプライドを見せつける決勝ラウンド進出にいっそう気合いが入りそうだ。

今年は、20人のジャパンゴルフツアーメンバーが出場して、うち10人が決勝ラウンドに進出した(※スコア速報はこちらから)。先週のWGCキャデラック選手権から、慌ただしく会場入りした新選手会長の宮里優作は、2日目にスコアを伸ばせず通算イーブンパーは53位タイで辛くも決勝ラウンドに進出した。

豪シドニーから移動してきた際に、行方不明になっていたスーツケースも無事届き、この日はしっかり着帽のラウンドも、「今日は前半が悪すぎて、立て直すきっかけも見つからなかった」。疲れと時差ボケもピークで冴えない表情のまま、いったん宿に引き上げた。

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