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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2015

今平周吾は単独2位にも

初優勝を逃した悔しさと、初の賞金シードを確定させた喜び。昨年のチャレンジトーナメントで“賞金王”に輝いて、今季本格参戦の22歳には、後者のほうが大きかった。岩田に1打差で敗れても、「あまり悔しさはない」と、今平。

終始、岩田を追いかけるという展開に「ずっとリードされていましたし、岩田さんは、ずっとショットがピンに飛んでいた。それが自分と違うところ」。
素直に負けを認める中で、それよりV争いの中で、ボギーなしの67をマークしたことへの充実感。
16番は、5メートルのバーディで1打差に詰め寄って「そこからは自分が落とさないことだけを考えた」と、最後の池がらみのパー5も丁寧に刻み、95ヤードから53度のウェッジも、決めればプレーオフという大事な場面も「寄せにいった」と、確実なバーディ締めで、単独2位を死守した。

開幕前からチャレンジの星と、呼ばれることが少し重荷だった。しかしこれでやっと気持ちが楽になる。「賞金シードが確定になれば、もっと攻めていけるところもあると思うので。これからが楽しみですね」。次のステップを目指す勇気もわいてくる。
今年の開幕からクロスハンドで構えるようになったパッティング。やっと慣れてきたとはいうものの「初優勝には、足りないところ」。今後もますます弱点克服に励んで、真に輝く星になる!

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