今年8月のアイフルカップでツアー初優勝。そのとき、キャディをつとめた伊能恵子さんは、最終日の18番ホールで目を見張った。「いつも飄々と明るいイマドキの若者」と思っていた谷口が、大ギャラリーの前で見せた涙と、両親への感謝の気持ちを語った感動的な優勝スピーチ。

「…拓ちゃんのことだから、勝ってもただ『わ〜っ』と騒いで終わりだろうって思っていたんです。それが、まさか泣くなんて。しかもこんなに親孝行な子だったんだ、なんて感動してしまって…。私まで、もらい泣きしてました（笑）」。

谷口が、ベストサポート賞に選んだのはもちろん、記念の初Vを支えたキャディの伊能さん（＝写真左から2番目）と、用具契約を結ぶアクシネットの右近利弥さん（＝同左端）と、コーチの青山充さんと、所属契約を結ぶさだ企画の佐田繁理社長（＝同3番目）。

佐田さんはご存知、シンガーソングライターのさだまさしさんのご兄弟だ。

普段は、多忙を極める佐田さんだが、この日はたまたま都内にいて、きゅうきょこの表彰式にかけつけてくださった。
いつも惜しみないサポートで盛り立ててくださる恩人に、この晴れ舞台で直接、感謝の気持ちを伝えることができた。
自らの手で記念品を佐田さんに贈ることができて「本当に良かった」と、大喜びの谷口（＝写真下）。

「みなさんの支えがあって、今年これまで頑張って来られました。来年はもっともっと頑張って、何回でも優勝できる選手になりたい！」。
さらなる成長を誓った。

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• 谷口 拓也