共に首位につけたゴンは、池田の先輩である。東北福祉大の歴代キャプテンの一人は、チャレンジトーナメントの賞金ランク１位で出場権を掴んだ昨季、賞金ランクで39位に入って今年はシード元年。

「でも前半戦は、あまり良くなかった」と、５月の日本プロでの11位タイが最高で取りこぼした分を、「相性の良い芥屋」で取り返したいと、この後半戦の初戦に臨んだ。

「夏は、あんまりやり過ぎると痩せちゃう」と、もともとひょろりと痩身は、先週まで少し長めの夏休みもトレーニングはほどほどに、里帰りの母国・韓国も「今年の夏は暑かった」と、ラウンド実践も週2回にとどめて、もっぱらスイング調整に専念した。
動画で撮りだめしていた良い頃の自分のスイングを何遍も見直して、日本に舞い戻ってきた。

昨年の今大会は初日、２日目と２位も、３日目に崩れて結局48位タイに終わった。「去年のこの大会では、とても良い勉強になったので」。1年前の経験を生かしたい。「今年も良いスタートが切れたので。この貯金も生かしてリラックスして挑みたい」。プロ10年目。そろそろビッグタイトルを掴んでも良いころだ。

• Ｋ・Ｔ・ゴン