記事

日本オープンゴルフ選手権競技 2014

朝から緊張・・・!! アダム・スコットと回った塩見好輝は

英語があんまり得意ではないから、ラウンド中はほとんど話せなかったけど、最終ホールでちゃんと思いを伝えた。
「エンジョイ ジャパン!」。
今大会のあとは京都観光を予定しているそうで、楽しい旅にして欲しかった。
グローブにはしっかりと記念のサインももらって、「一生に一度、あるかないかの1日でした」と、塩見。

前日2日目に、スコットと同じ通算イーブンパーの19位タイで終わった時点で、「回れるかどうか。50%の確率」と、大いに期待していた。

もうそろそろ組み合わせが決定しているころと、夕方5時過ぎにホームページを開いて、ついに2人1組の“直接対決”が実現したと分かった瞬間から山のようにメールが届いて中には「飛距離で負けるなよ」などというのまであって、吹き出した。

実際にその豪打を目の当たりにして「まさに世界基準。それを肌で感じられて良かった」と、充実の1日も「朝イチはさすがに緊張したけど。今日は勉強やな、と思ってずっと回っていました」。
その中で感じたことは「凄くシンプルにゴルフをするということ。僕なんかはすぐに色々考えちゃうけど、変に小細工することもなく、まっすぐに打って、まっすぐに飛ばす。簡単にゴルフをするなと思った」と、そこは意外だった。

飛距離で負けるのは、「そこは分かりきっていること。そこはあんまり気にしていなかった」と、自分は自分のゴルフに徹した。「僕は寄せワンが得意なんですが、今日は自分のゴルフが出来たかな」と、3日目にしてまるで最終日の優勝争いをしているような、大ギャラリーの中でもマイペースを貫き「気持ち良かった!」。

今大会独自の予選会を突破して出場権を得た今大会は「日本で一番大きな試合でプレー出来るのは、幸せだな」と思いながら回っている」という塩見。その大舞台で、マスターズチャンピオンとのラウンドまで経験出来て、まさに塩見には一生忘れられない2014年の日本オープンとなりそうだ。

関連記事