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オフシーズンのツアープレーヤーたちの声をお届け!<ミスター59こと倉本昌弘>

「昨年、アコムインターナショナルで世界ではタイ記録、日本ツアーでは新記録となる59ストロークをマークすることができました。4年前には心臓の病いに倒れ、もう一度、選手としてやっていけるだろうか、という不安な日々を過ごした僕に、またこんな素晴らしい瞬間が訪れるなんて・・・。日本ゴルフ界にこうして新たな足跡が残せたのも、神様からの贈り物だったのだろう、と感謝せずにはいられませんでした。

今年49歳。シニア入り目前です。目標にしている米シニアのチャンピオンズツアーにも、まもなく挑戦できる年齢になります。今年は飯合(肇)選手が一足先に参戦を果たします。飯合さんが今年、良い活躍を見せてくだされば、『僕だってやれる』という自信が湧いてきます。そういう意味で、僕も飯合さんの今年の活躍には、かなり注目しているんですよ。

僕は来年のシニア入りを視野に入れつつ、さらに新記録の“58”を出すつもりで今年も精一杯、日本ツアーで頑張って、夢の実現につなげたいと思っています!」(日本ゴルフトーナメント振興協会・特別賞の受賞コメントより ※写真は、昨年のアコムインターナショナル優勝時のものです)

社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会・・・略称GTPA。男女両ゴルフトーナメントを開催している主催者で構成される。「ゴルフトーナメントの振興支援を図るため、それらに関する調査・研究や倫理の向上、社会的貢献活動の推進などを行い、ひいてはスポーツ産業の振興発展に寄与すること」を目的に1991年に設立された。

同協会では毎年、男子はツアープレーヤーに転向してから、女子はプロテスト合格後それぞれ最長3シーズン以内で、かつその年度の獲得賞金額上位の選手の中から人格面、マナー、エチケット、将来性なども審査基準に加えた“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”が選考されてきた。

歴代の受賞者には、小山内護や今井克宗、近藤智弘、宮里聖志、女子では米山みどり選手など。今年度は谷原秀人と古閑美保選手が受賞した。

加えて今年は、日本ツアー最少ストロークとなる59を記録した倉本昌弘と賞金女王・不動裕理選手、アマチュアとして女子トーナメントで優勝をあげた宮里藍選手に “GTPA特別賞”が贈られた。

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