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アールズエバーラスティングKBCオーガスタ 2014

第2ラウンドが終了、ゲームは第3ラウンドへ(大会3日目・2R)

同組の優作(左)と18番グリーン横のスコアボードを見上げてニンマリのヒョンソン。大会2勝目にむけて、好位置で折り返す
大雨も、競技中断も、2012年覇者の勢いを止めることは出来ない。「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」はこの日30日の早朝6時38分から、前日2日目の第2ラウンドの残り競技を消化して、韓国の金亨成(キムヒョンソン)が前日の暫定首位を譲らず、単独首位で決勝ラウンドに進んだ。

「なんか、キモチいいですね。ここに来ると、なんかイイですね」と早朝からさわやかに、上機嫌で上がってきた金は「今日から残り2日も頑張ります」。


そんな絶好調の金を追いかけるのは、今年チャレンジトーナメントのランク1位でツアー本格参戦のK・T・ゴンら、上位には韓国勢がひしめく。
ゴンは東北福祉大の出身で、4年時にはキャプテンも務めた経験があり、プロ転向も日本で果たした。
現在、賞金ランクは12位につけて、初優勝が待たれる選手のひとりだ。



そして、その背後で虎視眈々と控えるのは我らが県勢の藤田寛之。
この日3日目に再開した残り3ホールを含めてこの3日間は、やはり福岡県出身の手嶋多一と小田孔明との同組対決にも期待が集まったが、V争いに挑む藤田とはうらはらに、手嶋も小田も、まさかの予選落ちを喫した。

現在、賞金ランクトップの小田は、いよいよ最後のチャンスホールで、バーディトライ。
18番のパー5でせめてひとつ縮めれておれば、決勝進出だった。
思わず、「はあ・・・」と深いため息。
再開後の残り3ホールとも、「パーパーパーで、終わってもうた」。県勢として、また賞金1位のプライドに賭けても、この大会への思い入れは相当なものがあったはずだが不発に終わり、肩を落として芥屋を去った。

※続く第3ラウンドは、9時40分からスタートする予定です。

  • 単独2位のゴン。初Vがかかる
  • 県勢対決は明暗・・・V争いの藤田(左)とは対象的に、手嶋(中)も小田(右)も予選落ちしてしまった

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