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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2015

米ツアー1勝! 今田竜二が2位タイの好発進

米ツアー1勝の実力者も、今年は7月にアラバマ州で行われた「バーバソル選手権」に出てから、これが本当に久しぶりの実践である。今田がフルシードの米出場権を失ってからもう3年が過ぎようとしている。
今は下部ツアーのウェブドットコムですら、ほとんど出られず悶々と出番を待つ日々だ。
日本ツアーは、やはり7月のセガサミーカップ以来とあって、「本当に楽しみにしていました」と、主催者の期待にも応える好発進を果たした。

「スコアだけみれば、かなり満足。でも、内容は運に助けられただけ」と、笑う。
「ショットはまったくダメで。なかなかグリーンも乗らず、たまたま寄せやすいところにあったり、パーパットが入ってくれただけですよ」と、前半の33は確かに、苦笑いの9パットも、これぞ今田の真骨頂である。
「僕はショットがあまり上手くないので、ショートゲームで稼いでいる」。
どこからでも寄せてくる絶妙の小技は、久しぶりの試合でもいっこうにサビれていない。
再三のピンチもグリーンまわりでしぶとく拾い、ボギーなしの64で回ってきた。

今週は、日本で「これが最後」の主催者推薦を受けて、2週前に帰国した。「日本は何を食べても美味しいし、コンビニでも美味しい。安心して食べられる」と、久しぶりの和食を堪能し、ラウンド中は日本語の世間話に花を咲かせて、好発進した。

今年39歳。まだまだ未練たっぷりの米ツアーも、システムが変わって今は下部ツアーから挑戦するしか道はないが、「40間近になって、あのツアーで戦うのはちょっとキツい」。というのも、開幕から最初の6戦は南米が舞台で、「頑張って行っても、必ずお腹を壊して、なんでここにいるのかな、という気持ちになってしまうんです」。当面は、レギュラーツアーで少ないチャンスを見つけて復活を狙うつもり。
アメリカのみならず、世界のどのツアーを見渡しても、今さら予選会から出場権を取りにいくつもりにはなれないという今田だが、いっそここで優勝して、日本ツアーのシード権を取ってしまうという手もある。

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