この日2アンダー5位タイからスタートした小鯛が、7バーディ2ボギーの67で回り、トータルスコアを7アンダーとし北村と並ぶ首位タイに一気に浮上した。

出だしの1番で早速バーディを奪うと、その後も7番、8番と連続バーディ。折り返しの10番ではボギーとするものの、インでも11番、12番、16番、17番とバーディを量産し、17番終了時は一時8アンダーで単独トップに立つ活躍。迎えた最終ホールはティショットを右バンカーに入れてしまい、「アゴにも近く、おまけに目玉だったんで、もう横に出すだけでした。最後はついていなかった。仕方ない。」というようにアンラッキーなボギーで終わったが、トウディ5アンダーをマークするベストスコアのゴルフでトップタイフィニッシュとなった。

｢今日は昨日に引き続きパットも入ってくれていたが、ショットの方の精度も上がってきた。特に16番のバーディは会心のバーディだった。シビアなピン位置だったので、刻もうかと思ったが刻むほうが難しくなると判断し、攻めていってグリーン奥からしっかりとバーディを取ることができた。」と自身でも満足のいくショットが打てたという。「あのショットを打てたのは自信になったし、その後の17番のバーディにもつながった。」と明日にもつながるショットとなったようだ。

「明日に向けてすごくいい位置で終えられた。狙うのはもう優勝しかない。この位置に居られるのはいいこと。明日も自分のやることをやるだけ。しっかり集中してやれば結果はついてくると思う。」

このコースは相性良く、好きだという小鯛。オフからこの初戦に照準を合わせて早めに始動してきたということもあって、その意気込みが感じられる。シーズンオフにターゲットを絞った「開幕戦Ｖ」を本当のものとするべく明日の最終日にかける。

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• 小鯛 竜也