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ANAオープンゴルフトーナメント 2004

ANAオープン2004大会のみどころ

「過去に多くの兵が凌ぎを梳った札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース。
今年もこの難コースでいよいよANAオープンが始まります。
主催者はじめコース管理スタッフのみなさまのご尽力により32回大会を迎えた今年も、素晴らしいコースコンディションに仕上がっています。
大会運営では、今年も多くの地元ボランティアのみなさまにご協力を頂き、本番を前に早くも大会は盛り上がりをみせています。

札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースの名物といえば、丈高い針葉樹をぬって吹き抜ける「風」。
この一見広々としたコースも、ひとたび風が吹けばたちまちプレーヤーに牙をむきます。
高い木々でセパレートされた林間コースでは風のジャッジが難しく、またケンタッキーブルーグラスのラフは執拗にクラブに絡みつき、ボールへのクリーンなコンタクトを妨げます。
加えて選手たちの技量や、スリリングなゲーム展開を引き出すべくコースセッティングにも工夫を凝らしています。

特にゲーム終盤の鍵となる17番パー5はティーショット、セカンドショットの出来によってはイーグルの可能性もあるホール。
この誘い水がゲーム終盤の展開をスリリングに演出します。
セカンド地点からグリーン方向へは林越えとなり、若干の左足下がりから、ボールを高く上げることが出来なければ、林の中に沈むことに・・・。
この17番には様々なコース攻略の選択肢があるため、息詰まる熱戦の中で、選手たちのさまざまな心理状態を、垣間見ることができるでしょう。
この難しい状況をスタープレーヤーたちがどのように攻略していくか、ぜひ注目してください。

今年の大会テーマは「北海道の雄大さ」。全国のゴルフファンのみなさまには、白熱したプレーのほかに、他のトーナメント中継ではあまり観ることの出来ない、美しいロケーションもあわせてごらんいただけることと思います。

ここから終盤のトーナメントにかけて、賞金王争いもますます熾烈に。
選手たちとっても折り返し地点となる今大会が、重要な意味をもってくることは言うまでもありません。

そんな選手たちの緊張感が、今年も輪厚の森を包みます。

昨年、大逆転のドラマを生み出した最終日の18ホールで今年もまた、ゴルフファンのみなさんをあっと驚かせる劇的ドラマが起こるかもしれません」
(日本ゴルフツアー機構競技運営ディレクター・遠藤誠)

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