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ANAオープンゴルフトーナメント 2011
3位タイのカート・バーンズってどんな選手?!
今週は輪厚の12番、17番で2日間平均295.50ヤードで11位。「もちろん、4つのパー5は全部、2オン狙い」。とはいえ、この日はすべて失敗したのはご愛敬。ことごとく、グリーンには届かなかったが、ウェッジでちょんと寄せて、4つともOKバーディ。通算7アンダーで3位タイに浮上した。
2歳で初めてクラブを握り、15歳で本格的にゴルフを始めた。2002年に豪州アマやニュージーランドアマなど、いくつかのタイトルを獲って自信がついた。
「スポーツでお金を稼ぎたい」。23歳でプロ入りを決意した。
アジアンツアーやアメリカのミニツアーで腕を磨いてきたが、「中でも日本ツアーは家から近いし、試合も多い」。飛行機で約8時間の利便性にも後押しされて、2009年にQT初受験。
1年目はシード獲りに失敗したが、今季は出場わずか6試合ながら、2度のトップ10に「そろそろなんとかなりそうな気がする」と、ニヤリと笑う。
だけど本人を一目でも見た人は、この日のゴルフの内容よりも、生い立ちや経歴よりも、もっともっと興味がそそられるのは、きっとこの選手のコスチューム。
いつも度肝を抜くウェアで現れる。
米ツアーの元祖飛ばし屋「ジョン・デーリーに憧れている」というとおり、奇抜な風貌もプレースタイルも、確かにどことなく似通っている。
この日は、紫のポロシャツにパンツは・・・なんと表現すればいいのだろう。超・カラフルな水玉模様とでもいえばいいだろうか。
通りすがりのギャラリーの方が、ぼそっとつぶやく。「あのズボンはどこに行ったら買えるのかな」。「日本でも売ってるよ。“LOUD MOUTH”というブランドです」とは本人の回答だ。
「週末には、今日よりもっとお気に入りの2着を取ってある。それを来て、優勝カップが持てたら最高だなあ・・・!!」。週末は、どんな舞台衣装で登場するか。お楽しみに!