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ブリヂストンオープン 2014
ブラント・スネデカーが地元小学生たちと触れあう
「それでは、スネデカー選手の記者会見を始めます」。司会進行役も、子どもたちがつとめる本格的な模擬会見。
社会見学会をかねて、会場を訪問した千葉市立大森小学校と泉谷小学校の2校のうち、泉谷小学校の5年生81人を相手に、可愛らしいインタビュアーの質問に、真摯に答えた。
「はい」「はい!」と元気に手を上げる子どもたち。
「はい、一番前の席の方、どうぞ」。
Q.「日本の印象はどうですか?」。
A.「日本は5回目ですが、もちろん大好きです。中でも食べ物が大好きです」。
(子どもたちは取材ノートにすかさずメモ)
Q.「好きな日本食はなんですか?」。
A.「寿司が好きです。中でもマグロが大好きです。今回も楽しみにしています」。
Q.「ゴルフを始めたきっかけは何ですか?」。
A.「私の父と兄が始めるきっかけとなりました。
週末に家族と一緒に出来るスポーツを、と始めました」。
Q.「ゴルフを上手になるにはどうすればいいですか?」。
A.「みなさんが宿題をするのと一緒で、たくさん練習すれば、上手になれると思います」。
Q.「ゴルフをやっていて、一番楽しいときはいつですか?」
A.「サンデーバックナインで、自分の力をどれだけ発揮できるか。挑戦している瞬間が一番楽しいですね」。
Q.「ライバルの選手はだれですか?」。
A.「今週でいいますと今田竜二選手です。彼も米ツアーの選手ですし、良い友達でもあります」。
そして最後に「優勝する自信はありますか?」との質問には、さすがのフェデックスチャンピオンの顔もつい、ほころんだ。
「いい質問だね!」とニッコリと、「もちろん、ありますよ!」。
子どもたちの前で力強く約束したスネデカー。
「先週の日本オープンで、池田選手が勝ったことについてどう思いますか?」との質問には、自身もホストプロとしての自覚がちらり。
「彼が今週、2勝目してくれたら素晴らしいですし、ブリヂストンゴルフにとっても凄く良いことですね」とはもちろん、自分自身にも重なる思い。
こちらは、子どもたちの会見の前に行われた。ホンモノの報道陣のみなさんとの質疑応答の際に、言ったことだが「ブリヂストンゴルフの契約選手として、ブランドイメージを上げるプレーをしなければと、その点で今週は非常にプレッシャーを感じています」とスネデカー。
今大会主催のブリヂストンが日本でも「ブリヂストンゴルフ」をグローバルブランドとして展開すると発表して、その初年度となる今年は、なおさら3年ぶりの出場に、ホストプロとしての活躍を期待されている。
フェデックスのチャンピオンに輝いた2012年と比べると、本人には不本意に終わった昨季も、今年7月から名コーチのブッチ・ハーモン氏の師事を受けて、すでに始まっている2015年の
米ツアーでも、まずまずの滑り出しを見せた矢先の来日には、期待もますます高まる。
「もちろん、勝つ自信がある」と子どもたちにも約束したように、日本ツアーは参戦5試合目の“初V”を狙っている。