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山元町立坂元小学校・中浜小学校が合同でスナッグゴルフ実技講習会を実施(7月13日)

宮城県亘理(わたり)郡山元町では、先月、町内にある小学校5校全校が、スナッグゴルフを導入し、この日、初めてとなる実技講習会が坂元小学校の校庭で開かれ、3年生から6年生までの116名が参加し、梅雨晴れのグラウンドで新しいスポーツを楽しんだ。

山元町は仙台駅から車で南に約60分の海岸沿いに位置し、福島県と隣接する宮城県最南端の町で、昨年3月11日に起こった東日本大震災では、津波による大きな被害を受けた地区の一つで、町内5校の小学校のうち、2校は今もなお、近隣の小学校と同居する形での生活が続いており、この日の実技講習会は坂元小学校と同じ屋根の下で学んでいる、中浜小学校の児童と合同で行われた。

中浜小学校は、海岸沿いの海を目前にした場所に位置し、震災の当日は押し寄せる津波に、2階建ての校舎の屋上に避難し、児童と先生、そして地域の方々が身を寄せ合うという体験をしたそうで、校舎の2階にまで達した海水で、校舎は今も使えない状態が続いているという。

スナッグゴルフ実技講習会は、3時限目に3年生、4時限目に4年生、5・6時限目に5・6年生が、地元の後藤博史プロと後藤美希子プロの指導により、パット、チップショット、ピッチショット、フルショットの基本指導を受けた後、立候補した代表児童と後藤プロによる実践形式の対戦も行い、カラフルに配色されたスナッグゴルフで、高く遠くにボールを飛ばす爽快感や、目標に寄せたりくっつけたりする集中力も発揮して楽しんだ。

参加した児童たちは、「最初は簡単だと思ったけど、やってみるとどんどん難しくなって、また練習したいと思った」、「プロと対決できて嬉しかったけど、負けてしまったので、またやってみたい」などの感想が発表された。

山元町内での実技講習会は、夏休み前までに全校で行われる計画で、夏休みに入った8月2日(木)には、中嶋常幸と星野英正が山元町を訪問し、「ゴルフで宮城県を元気に!プロゴルファー中嶋常幸・星野英正スナッグゴルフ体験会in山元町」にて、山元町内の児童たちを対象とした、スナッグゴルフ体験や講話などが行われる計画。

更にまた、イベント翌日の8月3日(金)には、中嶋、星野の両プロによるプロアマ大会宮城野ゴルフクラブで開催され、こちらのイベントには一般参加ができ、現在、参加者を募集中で、参加すると中嶋プロまたは星野プロのどちらかと、1ホールを一緒にプレーできるという特典付き。開催間近なので、興味のある方は是非ご参加を。

⇒8月3日(金曜日)「支援者感謝プロアマ大会in山元町」の概要は「コチラ」

社団法人日本ゴルフツアー機構では、東日本大震災で被災された地域や子どもたちを、ゴルフを通じて支援する活動を継続して開催していく方針です。