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ISPSハンダグローバルカップ 2015

ご当地プロ! 小池一平が地の利を生かして4位タイ浮上

慣れ親しんだコースで・・・
大会2日目は、68で回って通算6アンダーの4位タイでホールアウトするなり、練習もさておき再びコースに出ていった。「山王さんの応援に行ってきます!」。開催コースのヴィンテージゴルフ倶楽部の所属プロ。山王規行(さんのうのりゆき)とは、旧知の仲だ。
13歳も上の先輩だが、山王はホストプロとして登板する今大会が、実に4年ぶりのレギュラーツアーということもあり、「たまに小池と一緒に回るけど、あいつ上手いんで。いっつもバカにされてます」。
「とんでもない・・・!」と、懸命に謙遜してみせつつもこの日の上位進出にはつい、先輩の前でも頬が緩む。

会場の地元・山梨県出身。コースから車で30分という甲斐市から、自宅通勤のご当地プロがひそかに闘志を燃やしている。「中学時代から、回らせてもらっているコースなので」。小池によると、県内有数のチャンピオンシップコースは、アマチュアの大会もよく開催されるといい、駿台甲府高校から山梨学院大学を通じても、何かと世話になったという。

数ホールをカートで移動するレイアウトは、選手の間でもアップダウンのきつさが話題だが、小池は「このコースは全然、平坦。山梨は、もっときついコースが一杯ありますから」と平然と、落としどころの狭いセッティングも、「ここは全然広いほう。もっと狭いところは一杯ある。こんなもんじゃないですよ」。その点でもさらりと、「コースを知っている分、有利と思いながらやっている」。

所属プロの山王も、度肝を抜いた。「普段はこんなに硬くない」という大会仕様に様変わりしたグリーンも、小池には何の!
地の利を生かして「ここで、なんとか良い結果をと思っている。普段より、気合いが入る」。
家族や、知人が応援に駆けつける前で、今季ベストのゴルフを見せられた。
ファイナルQTランクは18位の資格で、自身5年目の本格参戦。「リランキングまであと少し。ここで、上位に入って、1円でも多く稼ぐ。これが、良いきっかけになればいい」。週末こそ、ご当地プロの本領発揮だ。

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