記事
アコムインターナショナル 2004
豪州のポール・シーハンが単独首位「今週、ゴルフが絶好調!!このチャンスは生かしてみせますよ」
決勝ラウンドではみな、“打倒!外国人選手”を胸に、全力で向かってくるだろう。が、それも承知の上でシーハンは言い切った。
「いま、絶好調なんです。このチャンスは、生かしてみせますよ」。
5月のフジサンケイクラシックで初優勝をあげたあと、不振が続いていた。
「ものすごく悪いわけじゃないんだけど、満足いかないプレーばかり」。
それを打開するために、先週、里帰りの際に、コーチについてみっちり特訓。
これまでシーハンは、スィングのバランスを整える目的で、左足をちょこっと後ろに下げてからアドレスに入るという、ちょっと変わったセットアップをしていたのが、
「それに、何の意味があるんだい?」
改めてコーチに問われて、検証しなおしてみたところ、
「意味がない、という結論に至ったんです」。
これまでのルーティンをやめるかわりに、アドレス時に下がり気味だった左肩を、なるべく水平になるよう修正。インサイドに入りがちだった軌道も調整し、自信を取り戻して再来日したのだった。
ジャック・ニクラウスの大ファンだ。
「オーストラリアやアメリカでもよく、彼が設計したコースでプレーするのですが、レイアウトが僕に合っているのか、いつも、とても気持ちよく回れるんですよ」。
いまのところ、好材料しか見つからないオージーに、日本勢がどこまで食い下がれるか。