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祝・25歳!! 今平周吾がマイナビABCのメディアデーに参加

10月2日に、25歳になった。誕生日のこの日は今月26日に開幕する「マイナビABCチャンピオンシップ」の開催を、報道機関にお知らせするメディアデーに呼ばれた。
昨年大会は9位。また今季は現在、賞金ランク4位につける注目選手の1人として、大会のPRに一役買った。

主催者が特別に用意してくださった、会場のABCゴルフ俱楽部の18番ホールを精密にかたどった特大のバースデーケーキは本当によく出来ていて、今平のテンションも、珍しくアガった。

報道陣から最終日のティショットはどこに打つ?と聞かれて「このへんですかね」。ゼリーの池を悠々と越えて、ピンをダイレクトに狙えるフェアウェイのど真ん中を指してニコニコ笑った。

初出場は、2008年。まだ16歳の高校生だった。今大会ではその2年前から有望なジュニアに出場機会を与える「ジュニア育成プロジェクト」が始まっており、今平は同年に日本ジュニアで松山英樹を破って優勝して推薦を受けたが超高速グリーンに手も足も出ずに予選落ちした。

その週末にはひとつ上の石川遼が、最終ホールのウォーターショットで劇的なプロ初勝利を飾った。
自宅のテレビでその一部始終を見て「凄いな、と」。ジュニア時代の石川は当時から「飛距離も出るし、凄く安定感もあった」。今平も憧れるスター選手だった。その週は、練習ラウンドで一緒に回らせてもらっても「レベルの差を感じた」と気圧され、ほとんど話も出来なかった。

あれから10年が経っていま堂々と、自身も優勝候補の1人として名が上がるまでになった。

JGTOツアーディレクターの小山俊一によると、グリーンは今年も相当な速さに仕上がっているという。
また今年もセッティングアドバイザーとして歴代覇者の田中秀道を招き入れ、ティグラウンドの景観や、グリーン回りの改良など綿密な準備がいま着々と進められているという。

「ラフに入れると硬くて速いグリーンに乗せるのは難しい。やはりティショットの正確性と、そこから乗せる位置など考えてやっていかないと」と、今平も今から攻略に警戒感を示した。

大会事務局長の川合陽一郎さんによると、今年もまた有望なジュニア6人が迎えられ、トッププロとしのぎを削る。会見場に飾られた自身の初出場時の若かりしショット写真に照れつつ「若い選手がどんどん増えてきて、自分も大人になってきた」と、25歳になったばかりのもの思いにふけった。

大会もまた、今年は特別協賛にマイナビを迎え入れてから10年目の記念の年。
開催を目前に控えて「今年の目標は賞金王。後半、秋の試合でもう1勝できたら」。誕生日に周吾が大会初制覇を視野に入れた。

  • あのころ僕も若かった、っていってもまだ25歳ですけど。。。

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