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中日クラウンズ 2018
星野陸也がまた首位発進
「今週、頑張って先週の屈辱を晴らしたい」と、誓った。この日は、優作、小平、石川の絢爛豪華な組のひとつ前で、21歳が着々とスコアを伸ばした。
若い飛ばし屋は、2打目でほとんどウェッジを握り、高い球で速いグリーンをとらえることが出来る。
それだけに「和合は、ラフに行ったときの対応と、グリーン勝負だと思っている」と言ったとおりに「今日は、ティショットをラフに入れてもフライヤーの計算が、うまくいった。パットもうまく読めていた」と、17番のパー3も、フォローの風を読み切り8番アイアンで、奥4メートルに止めた。のぼって下りのフックラインも読みきった。
先週のパナソニックオープンでも初日、2日目と首位に立ったが「風が強くなった3日目に、うまく対応できずに力が入った。先週の経験を生かして、うまくマネージメントが出来たらいい」。
ファイナルQTランク1位で本格参戦を始めた昨年の今大会では、大役もつとめた。
青木功とジャンボ尾崎に挟まれてのラウンド。
「初日めちゃめちゃ緊張して。2日目は少しほぐれたけど、予選を落ちたらお2人に申し訳ない。何をしても予選落ちだけはしないように、とそっちの緊張も凄かった」と、どうにか決勝ラウンドに進むと、最終日に5アンダーを出して24位タイまで順位を上げた。
「今年は去年と同じコースメモを使って良いイメージにつながっている」。
昨年、レジェンド2人が星野に残した言葉も忘れていない。
「しっかり自分の良いところを出して行け、と。ラウンド中にはお2人の気合いを見せていただいたり、本当に良い経験をさせてもらった。良いモチベーションになりました」と、今年の初日は一転、共に回った今平と時松と、一気に若返った同世代の同伴競技者にも刺激を受けて、2週連続の初日首位。
「この勢いで、今週は一気に駆け上がりたい」。
シード元年の今季、和合でさらなる成長を見せつける。