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新・選手会長誕生! 石川遼は「1」をテーマに

最年少の選手会長が誕生した。ジャパンゴルフツアー選手会が、1月5日に都内で今年最初の理事会を開いて、互選により選出されたのは、石川遼。

歴代の選手会長としては、もっとも若い26歳110日の就任となったが、本人は冷静に重責を受け止めた。
ますます加速を続ける世代交代の中で、「これは自然な流れ。これから若手で危機感をもって、盛り上げて行かなくてはならない」。

2013年から参加した米ツアー。出場権を失った昨秋から、軸足をいったん日本に戻して復活のために、血のにじむ努力を重ねた昨・終盤。
復活Vこそならなかったが、自身の昨季最終戦となったホスト試合の「カシオワールドオープン」で執念の2位に入って新シーズンへの道筋を、しっかりとつけて締めくくった。

その勢いのまま迎えたい2018年は優作の後を引き継ぎ、二足のわらじをはくことが決まったが、「副会長3人のアドバイスを受けながら、ゴルフ界のために尽くしたい。熱い気持ちは誰にも負けない」。
所信表明も堂々としたものだった。

「1試合でも増やす、視聴率を1%でもあげるなど、“1”をテーマにやっていきたい」と、就任早々にさっそく指針を掲げた。

「今は、先輩のみなさんが作ってきたゴルフ界で、僕らはみなさんが作ってきた木の実を食べさせてもらっている状態。10年後、20年後がもっと充実しているように。これからは自分たちで畑を耕して、タネをまいて行かなければいけない」。

そして、何より本業との両立を誓うことも忘れなかった新・選手会長。
「優作さんを目指して賞金王を目標にしたい」。
若き旗振り役は何事においても“1”にこだわり、2018年を引っ張る決意だ。

<会長>
石川遼

<副会長>
深堀圭一郎
宮里優作
薗田 峻輔

<理事>
手嶋多一
藤田寛之
宮本勝昌
佐藤信人
武藤俊憲(スナッグゴルフ担当部長)
高山忠洋
小田孔明
竹谷佳孝
池田勇太
片岡大育(震災復興支援担当)
小平智
I・J・ジャン(外国人担当理事)
B・ジョーンズ(外国人担当理事)

<監事>
横田真一

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