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フジサンケイクラシック 2016

賞金1位! 谷原秀人は油断大敵

さあ、ここから本格的に頂点を目指して歩く。富士のふもとに広がる富士桜に賞金1位で乗り込んできたのが谷原だ。

昨年覇者で、同賞金王の金庚泰 (キムキョンテ)は連覇も、賞金王も、もう諦めたようなことを言っているようだが「油断しちゃ、ならないですよ! ヤツは怖いですから」。

谷原の“師匠”でもある。庚泰 (キョンテ)は、2013年から3年連続平均パット1位の谷原さえ一目置き、悩んだ際には幾度となく庚泰 (キョンテ)のストロークを参考に、感覚を取り戻したという経緯がある。

初日、2日はその庚泰 (キョンテ)と、先週は復帰Vを飾ったばかりの石川遼と同じ組で回ることになって、谷原も燃えている。「良い選手と回れるのは楽しみだし“先生”と一緒がいいね」と、ワクワクしている。

悲願の賞金王獲りへ、もちろん何も敵は庚泰 (キョンテ)だけでなく、「誰が出てくるか分かりませんよ!」と、改めて油断大敵。
「今はまだ、賞金1位ということはあまり気にせず1試合1試合、優勝目指してやるだけですね」。
広島出身で、熱狂的なカープファン。「待ちに待った優勝までもう少し」と25年ぶりのリーグ優勝にむけてひた走る、ごひいき球団の活躍を拍車に富士のふもとで、頂点だけを見て歩く。

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