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ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦〜決勝) 2018
今平周吾はまた2位に「我慢」
「ラインと目を気にしすぎてなかなかタッチが合わず、パットが入らなかった」。
前半の2番、4番でチャンスを外して、先制に失敗。
2打目を右バンカーに落とした5番で、クロンパに1アップの先手を獲られた。
6番から3ホール続けて3メートル以内のチャンスを逃して徐々に、追い込まれていった。
クロンパの内側につけながら、先にバーディを獲られた11番。ここでもまた3メートルを決められずに2ダウン。
13番のパー5はクロンパが、3打目をピンの根元につける好ショットを見せた。今平も3メートルにつけたが、これも外してついに3ダウンだ。
ピンそばにつけた15番でも、またボールがカップをくるりと回って土壇場の好機を逃した。
分ければ負けの16番で、やっと10メートル以上のバーディパットをねじ込み持ちこたえても、反撃の芽はもう残っていなかった。
2ダウンで迎えた17番でも2メートルのチャンスが入らず、最終ホールを残してジ・エンドだ。
7月の1.2回戦も合わせて総勢104人で作った巨大やぐらに賞金1位で飛び込んだが、今季未勝利。
いつも淡々とした選手が地元埼玉で、2勝目の欲をむき出したが、またお預けを食らった。
「今回勝てなかったのは、悔しいですけど常に優勝争いできればいつかチャンスは来る。それまで我慢ですね」。
こみ上げる悔しさを、懸命にこらえた。
次週のANAオープンは、大地震の影響で中止が決まり、1週おいて次は「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ(武蔵カントリークラブ・笹井コース)」。
「次も、地元なので優勝できるようにしたい」。
準優勝の2500万円を加算して獲得賞金は7400万円余。賞金1位を維持しようが、まずは次の2勝目を見ないことには、周吾の気はおさまらない。