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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2003

『最終日は、初優勝と17番での賞金200万円!!』デビュー5年目の今井克宗が11番でエース達成、5位タイ

7番アイアンでまっすぐピンにかぶっていったティショットは、「入れ!」の掛け声 とともにワンバウ ンドでカップに吸い込まれた。11番、173ヤードのパー3。今井が、自身3度目のホー ルインワン達成 だ。
もっともそのあとのホールからは平凡にパーが続いて通算8アンダーで伸び悩み「こ のままだと今日は エースだけのゴルフになってしまう・・・」考えた今井は、上がりホールで攻めのゴ ル フに転じて「2桁 (アンダー)まで行く」と決めた。
賞金200万円がかかった17番パー3は、11番と同じ7アイアンで「最高のショット」を 放ち2メートルに つけてバーディ。最終18番はピッチングウェッジで奥3メートルにつけ、2連続。目標 どおり10アンダ ーにして、5位タイでホールアウトだ。

首位と3打差で迎える最終日は、「もちろん、狙っていく」という初優勝のほかに目 標がもうひとつで きた。「今度は、17番で達成したい」。最終日は“該当ホール”で快挙を達成して、 この日主催のウ ッドワンと広島テレビ、開催コースの広島カンツリー倶楽部から贈られた11番での エース達成のご褒 美の20万円に、さらに賞金200万円を上乗せするつもりなのだ。
「(優勝などを)意識しないでゴルフをするのは僕はイヤなんです。目標は、常に頭 の端に置きなが ら、プレーをしたい」。
練習日に、かなり重いパイプを使って素振りを繰り返した影響で、左手のひらに出来 たマメがつぶれ てしまった。ショット時の痛みをやわらげるために、1ホールごとに患部にテーピン グを張り替えなが らのプレーにも、「明るく楽しく元気よく!」デビュー5年目の今井が、八本松をた くましく歩き抜く 。
写真=11番でホールインワンを達成した今井に、主催のウッドワンと広島テレビ、開 催コースの広島カンツリー倶楽部より、ご褒美の20万円が贈られた。代表して賞金を 贈呈くださった大会実行副委員長の栗城孝司・ウッドワン専務取締役(=右)は、 「プライベートも数えたら4回目!?・・・すごいなあ、もう慣れたものだね!」

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