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SMBCシンガポールオープン 2017

谷原秀人が暫定首位タイ

昨季は賞金ランク2位に終わった谷原が16時間の旅を経て、今週はシンガポールにやってきた。時差ボケや、東南アジアの暑さには、慣れているからさほどでもない。でも「腰が痛い。疲れが抜けにくい。歳なんで・・・しんどいですよ」。
今年39歳。
「もうすぐ40歳」。
ぼやきながらも頑張っているのは、当面にある大きな目標のため。

日亜共同主管のこの今季初戦は、エルスとガルシアと、スコットら世界のトップランカーも顔を揃えて、飛躍の大チャンスである。

目下54位の世界ランキングで、50位内に食い込み、「マスターズに出たい」。4月に10年ぶり2度目のオーガスタを踏むために、先週はまず、ハワイで行われた米ソニーオープンでひとつランキングを稼いで今週もまた、シンガポールでジャンプアップを期している。

冠スポンサーに三井住友銀行がついて大会が復活したばかりの昨年は連日の雷雨に谷原も、中断と順延に泣かされ続けた記憶から、「今日は朝のスタートも風がなくて、まだ来るんじゃないか」とドキドキのラウンドも、冴え渡るパットでスタートの10番から6メートルを沈め、14番では奥から8メートルをねじ込み、海に打ち込んだ15番では、10メートルのパーセーブも入れた。後半は6番から3連続バーディを奪って、午後からやっぱり雷雨による競技中断の前に、無事18ホールを回り終えて、その時点で暫定首位タイに躍り出た。

オフィシャルホテルのシャングリラホテルは、コースと同じセントーサ島にあるが、あえて島外に宿を取り、せめてローカルフードで舌鼓。

蒸した鳥をご飯に乗っけて、スパイシーなタレをかけていただく名物チキンライスが好きといい、「食べることしか、楽しみがないんで」と、苦笑い。ベテランの域に、片足を突っ込む39歳が「チャンスがあれば勝ちたい」と意気込んだ。

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