記事

サン・クロレラ クラシック 2004

サン・クロレラ クラシック初日 後輩の活躍に対抗心! 谷原秀人がハーフ28の65でまわって単独首位発進

「あいつが、100万円差まで来てますから」
後輩の活躍に対抗心! 谷原秀人がハーフ28の65でまわって単独首位発進
今週月曜日に、アメリカから帰ったばかり。翌火曜日に北海道入りする強行軍は、 じっとしていると時 差ぼけが出てついウトウトしてしまうが、「ゴルフをしていたら、大丈夫。・・・疲れ ? それも大丈夫 っス。だって僕まだ、26歳っスから」とこともなげに、9ホールツアー最少記録タイ の28をマーク。
アウトコースは5番以外、すべてバーディ。折り返しの9番で、3メートルのイーグル パットさえ決めて いれば新記録だったが「そんなの、知らなかったんス。・・・惜しかったっスね」と、1 打及ばず悔しがっ た。
後半、難しいホールが続くインコースこそ、ボギーひとつと伸び悩んだが、通算7ア ンダーは旅の疲れなど微塵も見せない単独首位発進。
日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)から選出される、昨年度の“ルーキー・オ ブ・ザイヤー”受 賞の特典を受けて、先週までの米ツアー「U.S.バンク選手権」と「ビュイックオープ ン」の2試合で推 薦出場した。
いずれも予選通過を果たして(31位、71位)帰国したことが、自信につながってい る。
また、今週の小樽カントリー倶楽部は寒冷地特有の洋芝で、米ツアーのコースと似た 芝質であることも プラス材料。
「確かに、同じ感じでプレーできているような気がします」と先週までの経験を、そ のままぶつける好 スタートだ。
日本を留守にしている間に東北福祉大の1年下の谷口拓也が先週、ツアー初優勝をあ げた。
デビュー後も、ずっと一緒に練習してきたかわいい後輩の活躍は嬉しい反面、対抗心 も沸いてくる。
「思ったより早かった(谷口の)初優勝。獲得賞金も、100万円差(ランク8位)まで 来てますからね」 。今週、帰国早々の今季2勝目を達成し、追いついてきた後輩を、きっぱりと突き放 しておくつもりだ 。

関連記事