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JCBクラシック仙台の注目プレーヤー紹介「生まれも育ちも仙台。真の地元選手は僕なんです」星野英正
「生まれも育ちも仙台。真の地元選手は僕なんです」星野英正
昨年の今大会『JCBクラシック仙台』で、ベテラン友利と白熱の優勝争いの末、2位に入った宮里優作や 、昨シーズン初優勝をあげた谷原秀人。そのほか、昨年本格デビュー1年目にして初シード入りを果 たし、今年も順調な成長ぶりを見せる谷口拓也など、全員が地元・宮城県の東北福祉大出身だ。
この大会に来るたびに、揃って『地元プレーヤー』として注目を集めるが、それに対し、一石を投じた のが星野だった。
実は出生地は、ほかの県である同大学の後輩3人に対し、「生まれも育ちも仙台。純粋に“地元プレーヤー”と呼ばれていいのは、実は僕だけなんですよね〜」と、おどけた口調の中に、“生粋の宮城県 人”としての、意地をのぞかせたのだった。
昨年5月の中日クラウンズで初優勝をあげたあと、コーチの江連忠について本格的にスイング改造に着 手。いまはまだ途上の段階で、あまり強気のコメントも言えなかったが、先週の三菱ダイヤモンドカッ プ最終日には、66をマークして単独2位。難しい大洗GCでベストスコアをたたき出したことで、再び自 信がよみがえってきた。
「仙台に戻って来るたびに、応援してくださる地元ファンのみなさんの熱い思いが伝わってくる」という星野。「・・・かといって、意識しすぎるとプレッシャーがかかっちゃうから、あまり考えないようにしているけれど、本音は、一人一人の声に応えたい思いで一杯なんです」。
感謝の気持ちを胸に秘め、今週、星野がふるさとの地に降り立つ。