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予選最終日も主役はこの男!

今年、アジアと日本で戦ってきた竹安俊也。この男の勢いが止まらない。予選最終日となるこの日、昨日までで3打差あった2位との差をさらに拡げて戻ってきた。「どうしたんでしょうね」と本人もびっくりのここ4日間。
 まずスタートホールの1番ではいきなり4mのイーグルチャンスにつける。惜しくも外しバーディとするも、7番では10メートルのバーディパットを沈め、さらに16番のロングホールでは、残り250Yを3番ウッドで打ち、ベタピンの50センチにつけ楽々のイーグル。「イーグルを獲れて少し気が抜けちゃいました」と17番ではボギーを出すも、この日1イーグル6バーディ1ボギーの65、7アンダーで2位の文景俊(ムンキョンジュン)、邊辰哉(ビョンジンジェ)、との差を5打に引き離す通算25アンダーでのフィニッシュとなった。
 1999年より始まったクォリファイングトーナメント(QT)の優勝者の最少ストロークは24アンダー。6日間ではなく予選ラウンドである4日間でその記録を超えてしまったから恐れ入る。この日同組で回った浅地も文も「40アンダーくらい行くんじゃないの!?」と口々に話す程の絶好調ぶり。
 ところが、当の本人は至って冷静に「自分のゴルフが出来ればそれでいいです」とにこやかに。ファイナルQTが始まるまでの目標は、あくまで予選突破で、突破できたら少しでも上にいけたらと考えていた竹安。しかしこの勢いならば、その目標も自然と上方修正され、優勝の二文字が見えてくるだろう。

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