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小鯛竜也がコース新に迫る勢い(ニュージーランドオープン初日)

最後9番のチャンスホールもバーディならコースレコード新だった。「最後のロングホールも獲れていたらもっと完璧だった」。

1日に開幕した「ISPS HANDA ニュージーランドオープン」。2コースをプロアマ形式で、交互に回るゲーム方式で、初日はザ・ヒルズを回った小鯛が、9アンダーを出した。
「今日は珍しく、フェアウェイをキープ出来たし、ショットもついてくれた。チャンスホールでしっかり獲れた」と、ボギーなしの1日に充実感をにじませた。

2年連続2度目の出場は、正月のハワイ(米ソニーオープン)、シンガポール(SMBC)、ミャンマー(レオパレス21)に続いて「今年4カ国目」の海外遠征で、絶好のスタートを切った。
昨年は、10月のマイナビABCチャンピオンシップで悲願のツアー初優勝を飾って、一気に広がった活躍の場。

今回は出発前に、入念なトレーニングで調整を重ねてきた。
ミルブルック・リゾートに舞台を移して挑む2日目。
「コースは変わりますけど、いい場所にいるので明日もビッグスコアを狙っていきたい。チャンスはある。この雰囲気を味わいながら、攻めるゴルフで頑張りたい」。
勢いに任せて、早々に“今季初V”による通算2勝目をにらんだ。

そのほか、元プロ野球の桑田真澄さん&薗田の注目組は、チームスコアの8アンダーに、まずまずの手応え。
「僕はちょっとスコアが出せなくて、足引っ張ったかな」と恐縮しきりの薗田。「でもどっちかがつぶれちゃっているときに、どっちかがバーディを取ったりチームワーク的には良かったかな」と、苦笑いで顔を見合わせた2人。
「僕は、薗田くんに『ハンデホールでは攻めて』とアドバイスをもらって攻めたが、ダボというのもあって」とこちらも、反省しきりの桑田さんに「そんなことはない! それは攻めた結果ですから」と、渾身フォローで「最後も桑田さんがしっかりバーディを獲ってくださった」。
薗田が感謝を伝えれば桑田さんも「途中、スイングが分からなくなった時がありましたが、薗田くんのゆったりしたスイングが凄く参考になりました!」と引き続き、互いに引き立て合いながら上位をにらむ。
「しっかりと責任をとり返して、2人して2桁アンダーは行きたい」と、薗田はプロの自覚たっぷりに上昇を誓った。

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