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日本オープンゴルフ選手権競技 2018
日本のみなさん、ただいま!!(アダムがセミナーを開催)
「みなさんに、また会えて嬉しいです」。
来日のたびに、こうして日本の将来有望なアマチュア選手と語りあうことを、楽しみにしている。
「僕も若い時に、素晴らしい選手のアドバイスを聞く機会がたくさんあって、その彼らの言葉が夢を追い続けるきっかけになりました」と2年ぶりの大会ではまた、先輩方から受けたバトンを返すべく、今年も開催週の火曜日に、「フューチャー・ゴルファーズ・セミナー」を開催。
日本の若者たちと交流の場を持った。
学生時代は学業との両立を目指し、プロ入り後も「勉強したことが、メンタル面で役に立っている」と話したアダム。
また、ゴルフ以外のチームスポーツにも熱中したことで、「自己中心になりすぎない」など、そこには今の生き方にも通じる学びがたくさんあったという。
「ゴルフをしていると、どうしてもゴルフだけに集中してしまいがちになるので若い時は、オープンな気持ちで趣味なども楽しむのも大事。一つに集中して極めることは大事ですが、他の事にも目を向けて、取り入れていって欲しい」と、語りかけた。
今も、あこがれのプロゴルファーは母国の英雄、グレッグ・ノーマンといい「プロゴルファーはみんなのお手本になる事が大事。ノーマン選手はたとえ勝てない時でもいつも変わらず紳士的な態度で、僕のお手本です」と、明かした。
この日、参加した聴講生は約60人。その中には先のアジアアマで優勝を飾り、来季のマスターズと全英オープンの出場権を得た金谷拓実さんもいて、アダムが2013年のマスターズでメジャー初制覇を果たした際の心境について、質問を投げかける場面も。
昨年の今大会では池田に1打差で敗れて2位に。来年4月には、オーガスタで人生最大の大舞台を控えたスーパーアマをますます奮い立たすにも十分の、貴重な1日となった。