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6アンダーにも納得せず 首位タイの前粟藏 俊太
前粟藏はこの日、キングコースを回り「パー5でバーディを獲り、普通に」バーディを積み重ねることができ、6アンダーでホールアウトした。しかし、「あと3つはいけた。9(アンダー)までいければ」納得できるところだが、2メートル前後のバーディパットを3回外して不満顔だった。「いずれもどっちに切れるか、微妙なラインで、決め打ちして打ったんですけど」ことごとく裏目に出てしまった。最後(18番ホール)もスライスラインを決めきれず、「悔しい」の一言。「こういうときに伸ばしておかないと、いつか苦しいときも来るので」とスコアを伸ばせるときに伸ばしておかないといけない、ということだ。
2007年に鹿島学園在学中17歳でプロゴルファーに転向した彼も、25歳になった。一時はチャレンジトーナメントからツアーへステップアップしていったものの、なかなか結果が出ず、再びチャレンジに主戦場を移している。出身の沖縄・石垣島を離れ、今は名古屋に住んでいる。心機一転を図り、環境を変えて4年近くが過ぎた。そろそろ再びツアーへの切符を手にして、活躍を期待したい頃だ。その辺は本人も十分承知している。「攻めて行って35位以内に入りたい」と目標は一点にすえている。更なる上を目指して未完の大器が動き出した。
ファイナルQTの成績、ペアリングは『QTホームページ』でご覧いただけます。
<2015年度ファイナルQT 日程と会場>
予選:12月3日(木)〜12月6日(日)
会場:COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース クイーンコース・キングコース(三重)
決勝:12月7日(月)〜12月8日(火)
会場:COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース クイーンコース(三重)