大会主催の公益社団法人日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長も、連日恒例のこの日の総括の会見で「最終日は、3人の勝負なのかな」と予測をしたが、武藤と谷原とのＶ争いに、しっかりと加わってきたのが宋（ソン）だ。

最後の18番も、奥のエッジからねじ込んだ武藤に負けじと応戦した。
「ラインをしっかり読んで、自分を信じて打った」と、自身も奥から6メートルのバーディトライを沈めて、笑顔を見せた。

谷原と並んで通算13アンダーは、武藤と3打差。
今シーズン初戦は「ＳＭＢＣシンガポールオープン」で、当時世界1位のジョーダン・スピースを従えてツアー初優勝を飾った。
続くツアー2勝目の大チャンスも「日本のトッププレーヤーと一緒に最終組を回れるので、まずは学んでその中で、自分が出来る最善を尽くしたい」と、謙虚に話した。

• 宋 永漢
• 倉本 昌弘