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日本オープンゴルフ選手権競技 2017

シード復活を期す、上平栄道(うえひらまさみち)もV争い

5打差の2位タイに肩を並べたのは、4年ぶりのシード復活を期す39歳。「しぶといですよ〜。今週はしぶとい」と、自画自賛するほどに初日から、きわどいパットを拾いまくって、1アンダーで予選通過を果たすと19位タイから出たこの日は2度の“チップイン”。
3番と、10番では外からパターを握って9ヤードを直接入れた。
「ラフに入れた時にはきっちり刻んで、次のプランを考えながら、それが上手くいった」と66を出してV争いに加わった。

2010年に初シード入りを果たしてから4年。158センチの身長で、「一番小さなシード選手」として、活躍した。
幾度か迎えた初優勝のチャンスもしかし、生かせないまま2014年にシード権から陥落。

昨季はファイナルQTで予選落ちを喫して、出場権もままならない中でも今季は先週の、ホスト試合の「ホンマツアーワールドカップ」も含めて、出番をもらった6試合ともきっちりと予選通過を果たして、目下賞金ランクは80位につける。

このゴルファー日本一決定戦は賞金総額2億円。「優勝」とは欲張らずとも、「2位でもかなりチャンス」。まもなく、起死回生のQTサードも控えるだけにちらつくモノは多い。

髪に白いものも混じるようになってきた。
最終日は雨の予報も「距離が長くなるし、不安は不安」と考え出せば、何もかもが悩ましいが「明日のために、何しようこうしようって何かを変えても駄目。そんなに深く考えないように・・・」。
無心で挑む。

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