昨年大会は宮里美香が参戦したことで話題を集めたが、今年は川﨑志穂と工藤遥加の２人が参戦する。
この日練習ラウンドを行なった川﨑に意気込みを聞いた。
「１週間くらい前に出場を決めました。打診があった時は自分が男子の試合に出ていいものか迷いましたけど、今の自分のプラスになることも多いのではと思い出場することに決めました」。
今シーズンはシード権を失い、主戦場はステップアップツアーになる川﨑。このオフは体力面の強化とともに、ショートゲームの重点的に練習してきたと言う。
「男子プロのグリーン周りでの小技の引き出しの多さを勉強したいと思っています。あと、ミスをしたあとにどのような気持ちの切り替え方をしているのかも参考にできればと思っています」。
今年は“挑戦の年”と決めている。中国ツアーのクオリファイングトーナメントを受けるなど、自分の中でいろんなことに挑戦することをテーマにしている。今回の男子ツアーへの参戦ももちろんその挑戦の一つ。女子プロの中では飛ぶ部類の川﨑だが、それで距離的に厳しい戦いになるはず。そんな中でどのようなゲームメイクを見せてくれるのか、楽しみにしたい。

また、工藤遥加も練習ラウンドを行いコースの印象を「やっぱり男子のコースですね」と話している。
「距離が長いところと短いところがあって。それでもやっぱり長いですね。予選通過を目指しますが、男子プロの皆さんに迷惑がかからないように頑張りたいです」。
工藤が警戒するのはグリーンの硬さだ。女子ツアーと比べて極端に硬いというよりも、自身がセカンドショットで持つクラブの長さが物理的に長くなることも、グリーン上で止まりにくくなる要因になっているからだ。
川﨑と同じく飛距離には自信がある工藤だが、飛ばそうとすれば当然曲がるリスクも大きくなる。その塩梅をどうコントロールするかも今週のテーマだと話す。
川﨑と工藤の奮闘に注目したい。

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