記事
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2018
はいさーい! 県勢トップ。富村真治が最終日こそ恩返しの活躍を誓う
1時間遅れのスタートに備えて打席に立った練習場で、競技は一時中断。
中止の一報は、高橋賢(たかはしまさる)と談笑交じりにストレッチをしながら再開に備えていたロッカールームで聞いた。
地元県勢としては、最上位の8位タイで3日目を出る予定だった富村。
「この雨では仕方ない。でも本音はやりたかったですね」。
沖縄の那覇市出身だが、「この界隈でゴルフを覚えた」。
ホームコースの美ら(ちゅら)オーチャードゴルフ倶楽部(旧名称・大京CC)は、開催コースのここPGMゴルフリゾートから目と鼻の先。
初日から、応援団が駆けつけ「沖縄のみなさんの前でプレーをしたい気持ちが一番」。
また、15年に失ったままのシード権の復活を目指す今年は、出場権もままならずに今週は、大会主催の平和さんから推薦を受けての出場だ。
「社員さんに沖縄の方が多くて、凄く応援してくださる」と、胸一杯の感謝の気持ちはプレーで見せるしかない状況で、競技は54ホールの短縮競技となり、その機会が減ってしまったのは非常に残念だが「ゴルフの調子は良い。ピンを狙って攻められているので。短期決戦でも、攻めるだけ」。
ほかに県勢は、ジュニア時代から旧知の嘉数光倫や、比嘉一貴が富村とは1打差の11位タイに控えて、それにもまた胸躍る。
「特に一貴は大学の後輩だし、僕らで最終日を盛り上げられたら」。
富村によると、沖縄の県民性は普段はのんびりでも「勝ち負けにはこだわる。勝負事が大好きなので。闘争心は強いほう」。最終日こそ県勢でライバル心をむき出して、白熱のV争いを演じられたら最高だ。
※大会は54ホールの競技短縮。賞金加算は、75%となります。第3ラウンドは、4日日曜日の8時30分からスタート予定です。