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シニアのPGAは2位に (日立3ツアーズ選手権)
「今年のシニアも私を含めてずいぶん若返っています」と“60越え”のメンバーは、62歳の室田一人だけ。今年のPGAは、ほぼ“ルーキー”に近い平均年齢54歳がずらりと揃った。
中でも、51歳のマークセンは男子のJGTOの中からも「ちょっと、ずるいんじゃないか」との声も飛び出した。
なんたって、2年連続シニアの賞金王は、今年男子ゴルフの海外初戦「SMBCシンガポールオープン」の覇者でもある。
レギュラーでも勝つほどの技とパワーを持つマークセンが、なぜ男子ツアーよりも前のティで打てるのか?!
「マークセンは、俺たちと一緒でいいよ」と相変わらず豪快なドライバーショットを見てつい、優作が叫んだのも無理はない。
前半は、男子とわずか0.5点差の僅差にもハラハラさせられた。
倉本昌弘・PGA会長は「シニアはスロースターター。午後は大丈夫、巻き返してくる」と読んだゲーム展開にはしかし、少し誤算があったか。
巻き返すどころか後半はやや息切れ気味に、どの組もボギーが目立ち始めて結局、5年ぶり3度目の頂点には惜しくも届かなかったが、「僕はいつも女子を応援しています」と今年もやっぱり、目尻が下がりっぱなしだった大会最年長のキャプテン、室田(62歳)をはじめ、男子のパワーも、可憐な女子も、“フレッシュ”ないぶし銀!! シニアツアーの面々の名役者ぶりに引き立てられてこそである!!
※当初、成績順位に誤りがございました。お詫びして訂正致します。シニアチームのみなさん、ごめんなさい!!
■シニア(PGA)
プラヤド・マークセン(51歳)
米山剛(52歳)
室田淳(62歳)
清水洋一(54歳)
井戸木鴻樹(55歳)
秋葉真一(52歳)