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43歳の岩本高志がベテランの意地を見せる

この日のベストスコアタイの8アンダー64をマークした岩本高志が、通算11アンダーとスコアを伸ばし、首位と1打差の2位タイに浮上した。第1ラウンドは「ショットの調子がひどかったが、パットが入ってくれたと」3アンダー69で回り、この日は東コースを回った。「昨日よりはショットが良かったので、グリーンを1回しか外していない」と安定したプレーだった。ボギーはこのグリーンを外した6番ホールのみで、9バーディを奪った。

「ショットはまっすぐ芯に当たらないので、何となく気持ち悪い」と手ごたえを感じていないが、その分パットが入っている。カラーからパターで入れたり、7〜8ヤードのパットを決め、さらにチャンスについたところはしっかりと決めた。「もう齢ですから飛ばないし」と謙虚にふるまうが、そこは経験がものをいう。グリーンも「手前手前から」攻めていった。王道だ。

43歳になった岩本だが、これまで2016年にツアーで賞金ランキング65位に入り、シードを獲得している。残念ながら昨年は賞金ランキング90位でそのシードを手放した。来年もツアーで戦うためにもうひと踏ん張りだ。まだまだ若者には負けられない。

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