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豪州のグリフィンがV、谷原秀人は1打差で敗れる(ニュージーランドオープン最終日)
4日間ともプロとアマチュアがペアを組んで和気藹々と回るゲーム方式も、最終日は序盤から、谷原とグリフィンの激しい一騎打ちの様相を呈した。
スタートの1番で、イーグルをお見舞いしたのはグリフィン。
いきなり並ばれた。
そこから互いにバーディの応酬も、いよいよ最終ホールを1打リードで迎えたのは谷原だった。
「最後のティショットはブッシュに入れないように。軽く打ったけど、今日は下も堅くなっていたのか思ったよりも、転がっていってしまった」。
ティショットを確実にフェアウェイに置いたグリフィンに対して右のラフに打ち込んだ谷原。「最終ホールのバンカーは特に気にならなかったし、パーパットも自分の思ったとおりに打てた」。
2打目をバンカーに打ち込み、そこから奥4メートルにつけた。
「ただ、思ったよりも切れなかった」とパーパットを外した。
ピン左2メートルのバーディチャンスを沈めたグリフィンの前に倒れた。
「今日は3パットが3回もあったので。これに尽きる」と、最終日の“マッチプレー”もグリーン上のミスが、僅差の勝敗を分けたかっこうだ。
「もう少し伸ばせたと思うと、もったいなかった。ホストプロとしては、やっている限りは勝ちたいという思いもあったけど、残念。マシューが良いゴルフをした」と、気丈に勝者を称えた。
「これがゴルフ」と、悔しさをのみ込んだ。
※最終結果はこちらから