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〜全英への道〜 ミズノオープン 2016

初優勝も、全英切符もポルシェも欲しい! 今平周吾が3位に

いまもっとも、初優勝が待たれる20代のひとりが、首位と5打差の3位につけた。2014年のチャレンジの星。今平が、2日目に68をマーク。通算7アンダーで、今大会は、2年連続の優勝争いに加わった。

今季初戦の「SMBCシンガポールオープン」は、コースに向かって結局、一球も打てないまま、初日のスタートティで悔しそうにうずくまっていた。あのときはまさに土壇場の欠場を余儀なくされたほど、ひどく痛めた腰も、今季春から正式にみてもらうことになった太田敦トレーナーのおかげで、思い切り戦えるまでに回復した。

2014年のチャレンジトーナメント1位の資格で本格参戦を果たした昨季は5位につけた今大会も、全英オープンの出場権をあと一歩で逃した悔しさよりも、初のシード権に早々と、頭角ランプを灯せた喜びが先だった。

堂々シード選手として迎えた今年は、「去年より、ゴルフが上手くなっている気がします」。それは、メンタル面がより顕著で「前は、自分からバーディを獲りに言ったが、今は狙った所に打って、外れたらしょうがないと思える。平常心で回れる」。好機を待つ余裕が生まれたことで、より安定したプレーが出来るように成長していた。

念願の初Vとともに、昨年以上に現実を帯びてきそうな、初のメジャー切符は「去年はまだ自分が行っても無理だと思ったけれど」。今大会の上位4人に送られる全英オープンの出場権も「今年は頑張って、ぜひ出てみたい」と、今度こそ逃さない。

今年の18番グリーンには、これまた今平が喉から手が出るほどの豪華賞品が飾られている。優勝副賞のポルシェのSUV「マカン」は、「ちょうどいま、あのくらいのサイズで小回りの効く車が欲しいなと思っていたので」と、今週は手に入れたものが盛りだくさん。初々しい23歳も1年経つと、欲張りになるものだ。

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