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小鯛竜也が金谷拓実とのプレーオフを制し優勝!
早朝からの深い霧の影響でスタート時間は30分程度遅れたものの、日中は半袖でプレーできるほどの陽気になり、それに引っ張られるかのように好スコアが続出した。大混戦となった最終日の結末は小鯛竜也と金谷拓実のプレーオフへと持ち込まれたが、2ホール目で小鯛がバーディを奪い決着。エキシビションではあるものの、2017年以来となる久々の優勝の味を噛みしめた。
「楽しい1日でした。昨日と同じく今日もいいプレーができましたし、同組の(池田)勇太さんや市原弘大さんらと楽しく話しながらリラックスしてプレーできました。最後は金谷くんとのプレーオフで結果的に勝つことができて本当に嬉しいです」。
この日の小鯛は7バーディ、2ボギーの5アンダー67という内容。途中、首位から陥落する場面もあったが粘り強くプレーし続け、最後は勢いのある若い力を退ける形となった。
「ダンロップフェニックスの最終日にいいプレーができて、その流れのまま今週の試合に入り、そこで同じ感覚で2日間続けていいプレーができたのは自信になります。JTに出られないのは残念ですが、来年につながる優勝になると思います」。
今大会は株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOの似鳥昭雄氏の意向で、コロナ禍で試合が減ってしまった男子プロ救済の意味を込めて特別に開催してくださったもの。その気持ちに応えるプレーを小鯛だけでなく全選手が見せてくれた。
「この状況が少しでも早く良くなって、もと通りに試合ができるようになればと思います。女子だけでなく男子も盛り上がるように陰ながら応援しています」。似鳥会長の気持ちに応えられるよう、一層の努力を心に誓う2日間となった。