「上に食らいついていく！」
5位タイの大桑暢之（おおくわのぶゆき）
先週まで、パッティングが不調だったが、コーチの堀尾研仁さんからのアドバイスが 効いた。
バックストロークを小さくして、インパクトをしっかり作る打ち方。「あとは、“気 合”で打っていけ 、と・・・」。この言葉が、つい弱気になって打ち切れなかった大桑の胸に響いた。
ラインを読む視線にも、気合が入って「今日は、強気で打っていけました」。
この日はティショットがぶれてラフに打ち込むことも多かったが、その分アプローチ と好調のパットでチャンスを作った。
17番パー4。右の深いラフから、残り140ヤードの第2打は「8アイアンのヘッドを開き 気味にして、最高 のアプローチができた」と1メートルにつけて、これを沈めてバーディを奪うなどボ ギーなしの6アンダ ー。通算5アンダーで、5位タイに浮上。
「残り2日も精一杯やって、上に食らいついていきます！」。ファイナルQTの資格 で、今季ツアー本格参戦の大桑が虎視眈々と上位進出を狙っている。