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パナソニックオープン 2016

今年はひと味違うぞ! 星野英正が3位タイに

大会は3年ぶりの復活初日は、午前スタートの選手がほとんど上位を占めた。星野も例外なく、上がってすぐ「ラッキーだった」と切り出し、風のなかったインスタートの前半は、折り返して1番までに4つ伸ばしたあと、「風が吹いてから寄せワン、寄せワン、寄せワンです」。
午後からの荒天を回避して、3位タイにつけた。

2008年に、5年シードの「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」でツアー3勝目をあげても、そこから勝ち星は止まったまま。2013年には賞金シードに失敗するなど、その後は苦しいシーズンが続いている。

一番の原因は、アレルギー症状だ。星野の場合は年中、何かに反応しており、「夏はクーラー。冬は寒暖差」と、毎年ドーピング申請するキツい薬も服用しだして、もう8年が経つ。
「今日もずっと涙が出ていました」と、こんな曇り空でもつらい1日。
「この症状は、この先ももう治らない」とその点では諦めても、「毎年、同じことをやっていても意味がない」と、このオフは、シーズン初戦となったやはりこちらも、アジアンツアーとの共同主管で行われた「SMBCシンガポールオープン」と「レオパレス21ミャンマーオープン」を、あえてスキップ。
かなりキツいトレーニングをやったといい、「最初の3日は歩けないほど」。クラブ調整にも例年以上に力を入れた。
住まいを構えた近くには、兵庫県神戸市にあるクラブ契約先のオフィスにほぼ毎日通い詰めた。
「テストして、スタッフと毎日のようにテストして、今までで一番会社に行きました」と、サラリーマンさながらの生活で、開幕を迎えた。
アマタイトル52冠の星野にとって、ここ千葉カントリークラブ 梅郷コースは馴染み深いコースだ。
一昨年には、日本一決定戦も行われ、星野にとっても「日本オープンのイメージです。今日も集中して1打1打やりました」と、難条件の戦術は心得ている。

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